こだま著「夫のちんぽが入らない」感想




この本の一番すごいところは、「夫のちんぽが入らない」という、

誰も体験したことのない話で、最後にはすべての人が救われるところだと思う。

そのほかにも、凄いところはたくさんある。

・乗っ取られたかのような描写力

・その描写力がある人がこの体験をしたこと

・こんな残酷なことが世にあること。なにかの神話なの?寓話なの?

・それを美しいと思ってしまうこと。

・その本が、こんな美しい装丁で世に出たこと。

・切なすぎることも、コメディに寄り過ぎることもない口語体

兄弟のように仲のいい伴侶を得ていることで
うらやましいと思うと同時に、なぜか「この人は、自分と同じだ」という気持ちになる。

最後の文章は特に凄かった。

まるで音楽が盛り上がっていくようだった。

著者の方は、他者に傷つけられてもすぐに、「私がいけないのだ」と言う。

そんな人が、一番最後に、はじめてこちらに意見を言ってきた。

この本は、著者の方そのものだ。

「自伝」と書かれていたのも頷ける。

これは「エッセイ」なんてものではない。

20年近く、人に意見できない人が、さらに人に言えない話を抱えて、少し強くなった彼女が語ることは。

まだ未読な人は、読んで確認して欲しい。

WEBで公開されているエッセイも素敵です。










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