「カメラを止めるな!」を観て、日本映画界を考える




話題のカメラを止めるなを見てきました

私の感想としては、やはり前評判がすごすぎてそれを越えられない感じがありました

革命と言われていた印象だったので、もう一声、驚く何かが欲しかった

でも面白かったです

ただ一緒に行った方がこれは映画ではないと言っていた

そのことがとても感慨深かったので、

その人が言っていた事と自分が思うことを書いておきたいと思います

少し批判的な内容に映るかもしれませんので、読みたくない方は読まないでください

 

自身のいる業界ネタは禁じ手

まず、自分のフィールドである、映画作りの裏側を映した映画であること、これは映画でやってはいけないと言っていた

私にこの感覚は無いので、受け売りになるけれど

出版界にいる友人が「重版出来!」など、自分のいるせかい業界を描くのはダメだといっていたことがある

だいぶ前なので、なぜダメなのかうろ覚えなのだが

取材も楽だと言うようなことを言っていたような気がする

今回の人はとにかくやってはいけないことをやっていると言っていた

これがテレビスペシャル、2時間ドラマだったらいいと言っていた

 

映画ではない

その人の主張だと、

映画とは

・かっこいい画があること、ポスターにできる一面があること

・空気があること

と言っていた

私も一度とある映画を見て「2時間サスペンスドラマだな」と感じたことがあり、

そのことと今回聞いてみたことを照らし合わせると、

2時間サスペンスドラマと映画の違いは

・感動するか、しないか

・薄いか、薄くないか

・展開が、考えられているか、
話をただ進めるためだけのものか

・間が描かれているか、いないか

一言で言うと薄いか、薄くないかという話になるんだけども

間が描かれているかいないかと言う話をしたい

間を描くということ

間を描く、と言うことをテレビドラマはしない、映画ほど長くないと言う印象がある

間を描くものとして小説がある

その場合は行間を読ませると言うことになる

この文章がなくて言っていることがわかるけれど、

その文章があることで読んでいる人の想像が、高く飛んでいったり、深く沈んだりする

(言っていることをわからせるなら、説明文という話)

テレビドラマにはこういう間が、あまり見られない

だからやっぱり映画がやらないと、消えていってしまうものだ

映画を、映画たらしめているものだと思う

ただ、低予算の中で、話題を作る、できることを最大限やるには、

この方法しかなかったのではとその人は言った

だから監督は悪くないけれど、そんな状況にあるこの業界を憂いていた

日本の映画業界がどれほど悪いのかは、海外の映画のジャケットと日本の映画のジャケットを比べるわかるかもしれない

その人は日本映画のジャケットがバラエティーと大差ないと言っていた

コメディだからとか、そういうことは関係ない

私も見るとうまく言葉にはできないけれど、明確な差があると感じた

ふわっとしてしまうのだけど、それは「ジャンル」に収まらないものが溢れているような感じ

サーファー映画でも、女性の美しさ、カッコよさを描いたり、デザイン性があったり、

ヒューマン映画ひとつとっても、映画によって醸す雰囲気が全く違う

気合が違うと感じた

よくわからないと思う人は、一度そういう視点を持って、見比べてみて欲しい

文化が死ぬと言う事

日本の映画はもうダメなのかもしれない

日本はそもそもアートの価値が低く、優秀な人も海外へ抜けていってしまうと言われている

その問題がいまひとつピンとこないかもしれない

ただ私が思うのは、文化がないということは

世界が面白くなくなる、ということだと思う

チェコにいった時、H&Mがあった

それだけでチェコと日本の差がなくなってしまったように感じた

世界中にあるH&M、

世界にあるものが同じになってしまえば、その国である必要はどんどんなくなる

世界の差異がなくなる

個性のない人ばかりが集まったような空気になる

文化がなくなる、という言葉ではピンと来ないけれど

世界が面白くなくなる、味気なくなるのは

誰にとっても避けたいことだと思う

文化を守るために私ができること

映画にお金を落とすこと

薄くない作品を、いつまでも愛し続けること

その良さを発信していくこと

本当にいいと言う感覚を研ぎすませておくこと

親しみやすい、自分の範囲内のものばかり評価せず

本当に良い作品を受け止めること

私1人が思っていてもしょうがないと思わない

1人が集まり大衆になるから

大衆を変えるには1人が変わるしかない

文化のことは、これからも考え続ける、

勉強し続けていきたいと思います










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