島田大介さん(コトリフィルム)、山田健人さんトークショー感想

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島田大介さん、山田健人さんのトークショーへ
行ってきました

お二人とも映像ディレクターで
ミュージックビデオを多く手掛けられています

島田大介さんはperfumeなど

 

山田健人さんはSuchmos、宇多田ヒカルなど

メモを取っていたわけではないので
記載違いもあるかも
そして私の主観が大いに入っているので
正確でないかも

まず感想だけど
めちゃくちゃ行ってよかった…

正直、胸アツで泣きそうになった時も
ありました

私はもともと、カッコいい人たち
素敵なものを作る人たちが好きで
講演会に行くのは好きだったんだけど

話を聴いて満足してしまう自分が嫌いで
最近は自粛していました

でも、今まで聴いたお話は
深く心に残っているし
今回もよかったので
気になる人は聴きに行くべき!

コトリフィルムは少し寒かったので
今後のトークショーに行く方は
寒さ対策をしていってくださいね

今回は島田さんが若い世代のディレクターの話を聴きたい
とのことだったのですが

その通り、山田さんの発言は
めちゃくちゃ新鮮でした

山田さんの発言は全体的に
謙虚・努力・ニュートラル・謙虚
という感じで、ものすごく
「勉強しよう…」という気になりました…

以下敬称略です

互いの印象について

山田「島田さんの作品は優しい、あたたかい」
(正面から褒めるのを照れていらした)

島田「ダッチ(山田)は会ったら
人間がいいということはわかるけど
作品だけ見るとサイコっぽい」

TAOとかサイコキラーじゃん
といじられる山田さん

 

コトリフィルムの解散について

島田「今の時代は個の時代」

「コトリフィルムのメンバーの
ディレクターの個人名を覚えて
くださっている人がどのくらいいるか」

山田「解散と聞くとネガティブな印象だが
英断だと思う」

「最強の個が集まった集団は最強だと思う」

 

どうしてMVを撮影することになったのか

島田「もともと実験映像が好きだった」

「面白いことをしてお金がもらえるのがMV」

「映像制作で一番遊べるのがMV業界だった」

山田「自然とそうなった」

「周りにバンドマンがいっぱいいて
自分も毎日バンドハウスにいた」

「はじめは何でもないもの
ライブの撮影とかをしていた」

「『作る?』『ああ作る作る』というような」

「自分が大学生の頃はiPhone4とか5で
一眼で安価で動画を撮影できるモデルが
家にあったんですよね」

「ヤイエルには初めのパフォーマンスから
VJとして参加していた」

「表現する方法として音楽やってもいいし
小説を書いてもいいし」

「自分には映像がフィットしていると思った」

私見ですが、今の世代の人は
撮影も録音もできるし、それをアップする場もある

でも私たちくらいの世代だと
機材にも勉強にもお金と時間がかかるので
「俺は映像!」と決めなければならなかったのかなと

あと「専門性を持つ」というキャリアがいいと
されていた時代だったのかもしれない

私の印象では、山田さん、その世代の人たちは
総クリエイター時代といわれるように
みんな撮影も編集もスタイリングも
オールマイティーに出来て

それは「マルチタスク」でもなく
「中途半端」でもなく
「グラデーション」という印象を受けた

山田さんが来年お父さんになっても
納得できる感じで
複数の役割を一人でこなすことが
本人にも世の中にも
受け入れられているように感じた

初めて仕事として受けたのはYMM

山田「初めてスペースシャワーTVから
依頼を受けて、お金も人でも足りないけど
工夫して撮影した」

「いろんな意味であの時しか作れなかった作品
あの時の気持ちは大事にしたい」

映像制作のハードルが下がること

機材は安くなり、技術書も増え
制作のハードルが下がったことに対して

山田「いいところと悪いところがある」

「悪いところは数が多くなって
消費されてしまうところ」

「高い機材で撮ればいい作品というわけではない」

「自分もiPhoneでMVを制作したことがある
でも、『それでなければ』というわけではない」

「道具が何か、ではなくどう使うか」

島田「今までの作品は最後で裏切ってください、
という流れを演出していた」

「今はSNSなどの台頭もあり
サムネイルの画、ビジュアルが重視される」

芸大に行った島田、スポーツを取った山田

島田「映像を学びたくて芸大に入った」

山田「スポーツも自分の中では大事だったから
その時はそちらで大学を選んだ」

「自分が週5泥まみれになっている間
映像制作を学んでいる人がいる…
みんなで切磋琢磨している…
という嫉妬があった」

島田「大学は映像制作してるやつは
周りみんな敵だから」

「一人でこそこそ作ってた」

「それが寂しくてコトリフィルムを
作ったとこもある」

私も美大で映像を学んでいました

「大学で友だちはできない」
「大学時代の知り合いはライバル」
と知人がいっていましたが
まさにその通りだと思います

今思えば大学単位で
競ってる場合じゃないのですが
女優志望ばかりがいる演劇部だと
思ってください

映像作家から見たユーチューバー

山田さんと島田さんがお二人でいた時に
ユーチューバー特集を見たそうで

小中学生の子がインタビューで
「この人の動画を毎日観ないと落ち着かない!」
と言うのを見て

山田「あれはちょっと喰らった」

「『毎日あなたの映像観ないと落ち着かない』
って言われたことない」

MV制作に対して

島田「人のために作っている、
作らせていただいている」

「MVは音楽家のためのものなので
実はこだわりはない」

「自分の考えより音楽家の考えを
反映させたい」

山田「音楽に映像をつけるのが
おこがましいと思っている」

「アルバムを出すからMVが出ると
みんな思っている」

「音楽は音楽だけで完成されている」

MVのマネタイズに対して

島田「映像、音楽などデジタルなものは
コピーされてしまうリスクが強い」

山田「みんなが無理してやる、
というのはポジティブでない」

「みんなの無理を調整するために
方法として一番簡単なのが『お金』
ではあると思う」

「受け手に罪はなく
作り手側の問題」

「『MVって予算安いんでしょ?』と
言われけどCMをやってもCMも安い」

「映画も安い、といわれるなかで
商業として自分は戦っていきたい」

現場の空気に対して

山田「島田さんの現場は
ハッピーでよかった」

「全員野球で甲子園、
という現場が理想」

「現場にいる人の名前を知らない、
とかも避けたい」

「いい現場とは何か、といったら
やっぱり無事故で全員が帰る、
ということ」

「無理をして、誰かが怪我をして
それでいい作品を作っても…」

「無理してるのががんばってる
という風潮はおかしいから
変えていきたい」」

「でも『仲がいい』というわけではない
適度な緊張感は必要」

「たとえば24時間いっしょにいるのが
いいとも思わない」

「久しぶりに会って
『あ、音が違う』
『会っていない間なにをしてたんだろう』
というくらいがいいと思う」

質問「映像制作をしている人に言いたいこと」

「映像制作してるので
制作している人にひとことください!」
と質問させていただきました

島田「若い人にはMVを作ってほしい」

山田「(未熟だから)僕に言えることなどない
本当に勉強が足りないので、まずはそこから…
僕は今自分のことをがんばっているので
がんばりましょう」

島田「(私を刺して)来年には
敵になってるかもよ」

山田「映像制作をしている人を
敵とは感じていない
むしろ手と手を取り合うべき」

「そうでないと海外には勝てない
日本という小さいところで競っている
場合ではない」

海外のクオリティに日本のクオリティが
全然追い付いていない問題についても
聞きたかったので
お答えしてくださって嬉しかった

私の話で恐縮ですが
講演を聞いて
「MVにこだわる必要がないんだな」
と思えました

私はわりとたまたま大学で
映像を専攻しましたが
「映像をせねば…!」
と変にプレッシャーに感じていました

だから今年は頑張って制作をしたけれど
表現方法は何でもいいんだ
とちょっと浄化されました…
聴きに行ってよかった

個々で爪をとぐしかない

はじめにも書いたけど
山田さんは
「自分は全然勉強が足りない」
「努力するしかない」
ということを何度も言っていて

でも話されている言葉のチョイスが
アカデミックで
とても勉強していないとは思えなかった

そんな人が、個人で努力するしかない
と話されてて…

私も「最強の個が集まった集団」が
一番強いし、美しいと思う

山田さんと同じ集団になることがあるかは
わからないけれど
私は私で最強の個になるために
努力しようと、勉強しようと思えました

講演を開いてくださり
ありがとうございました。










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