【アート】目 非常にはっきりとわからない展 ※ネタバレあり【感想】




ネタバレなしの感想

行ってきました
めっちゃ楽しかった!!すげえ!!

気になってる人で行ける人は行った方がいいよ!!
28日まで!23日は休みだから気をつけろ!

金、土の19-20時は600円でお得だよ!
1時間でも見切れるよ!でもわりかし混んでたよ!
あと千葉は東京から結構遠いよ!

おー面白かった。ディスイズ現代アート。。。
これだから現代アートはやめられねぇ

お値段と時間

一般   1200円
大学生  700円
小・中学生、高校生無料

期間中何度でも展覧会へ入場できます
(ナイトミュージアム割引、ぐるっとパスを除く)

ナイトミュージアム割引(金・土曜日の19時以降)

一般   600円
大学生  無料

大学生無料/一般600円

開館時間

月~木 10:00~18:00
金、土 10:00~20:00

休館日

12月23日(月)

ネタバレありの感想

見に行けない人はネタバレありまくりのレポートをどうぞ。

写真はすべて撮影可の1階です。
展示はもっとあるよ。

この展覧会は千葉美術館の主に7階、8階で行われている。
しかし、いわゆる順路がない。

同じタイミングでエレベーターに乗り込んだ人たちも
「7階、8階どっちから観る?」
と言っていて、「だよね〜」と私も頭の中で言っていた。

7階から観るか、と思い7階を押したのだが、
ミュージアムショップが7階にあるという。

ミュージアムショップといえば、展覧会の最後に観るのが普通だ。
では8階から観よう。と思ったものの、7階を押してしまったので、7階で一度止まる。

「私が押したせいで一度止まるな…
でも誰か降りるかも」と思ったが誰も降りない。

しかし男性が乗り込んできたので、止まったことは無駄にならず、
よかったな~と思いつつ8階でみんな降りた。

私はこの頃知る由も無い。
私もこの男性のように、7、8階を行き来することになることを…。

初めの所感

はじめ見た時は
「展覧会の準備段階を見せるってことか?
600円で観て良かったなー」
と思った。

確かにイベントや美術館って、作りかけが面白かったりする。

ちょうど、箱に入った作品であろうものを、男性が持ち上げていた。

人間も作品として扱っている演出なのか~と見ていた。

時計の針のみを無数に吊るした作品があり、まるで鳥や虫の群れに見えた。
時計の針は電池に繋がっているようで、それぞれがチッ、チッ、と動いている。

横には作業台があり、100均のような時計が見える。
ピンセットがあり、その作業の途方もなさが窺える。

8階を一通り見て、私は7階に向かった。
そして、エレベーターの扉が開いた瞬間、悟る。

ネタバレ核心部分

7階と8階が、全くと言っていいほど同じなのだ。

これさっき見た。これ同じだった。
さっき気になった落ちている手袋も同じ…

それは体験したことのない感覚で、

初めに感じたのは「怖い~~~」という感覚だった。

それは「ほぼ同じ部屋を作り込む人たちなんて怖い」というものでなく、
ほぼ本能のようなものだった。
鳥肌が立つこともなく、腹に来る怖

ほぼ同じもので構成された部屋を歩くってことは、
ほぼ同じことをしているということで、
私はタイムリープしているのか?

ひえー怖い、すごい。

8階に着いた時、キャプションも無くビニールに包まれた作品ばかりで、
何を見ていいかわからなかったため、逆に風景をじっくり鑑賞していた。

8階で、単管に貼られたプリントがあった。
それは表から見ても裏から見ても印刷が薄ーく、何が書いてあるかわからなかった。

それも、7階と同じだった。

赤い目立つカートがあった。

まったく同じ間取りで、同じものが置いてあるので、
その横を通り過ぎると同じカメラワークで同じ映像が流れた。

これは、あの憧れのセリフが言えるのではないか…。

「そう、犯人は全く同じ間取りの部屋を2つ用意したんだ!」

ミステリ小説などで、まったく同じ部屋を使うトリックはある。
あのミステリの登場人物たちは、こんな思いをしたのだろうか。

それ、現代アートですよ、と言いたくなる。

ただ、トリックの部屋と違うのは、圧倒的に部屋が雑然としているのだ。

今回は部屋がぐちゃぐちゃだ。作品を貼って剥がした糊のあともあるし、
道具箱も雑然としているし、テープゴミもある。

それが全部、忠実に再現されているのだ。

無造作に置かれた道具バックも、
「さわらないで!」と書かれたテープも、
雑然と置かれたプリントも、すべて。

そのあとは7階と8階の間違い探しになった。

私が見つけた間違い探し

割れた額縁

まず気になったのは、割れた額縁だ。
割れた額縁と、それを掃除するのであろう、ちりとりとほうき。
同じだった。割れ方も同じで
「同じ…っ!」と感涙しそうになった。

時計の部屋のプリント

単管に貼ってあるプリントは同じだった。
部屋の机にあるプリントも、向きはわからないが内容は同じだった。

時計針たちの設計図のようだったが、
四角に区切られたそこにはひらがなで、
「あ」「け」「て」、、、
何を?

これ以上謎に突っ込んでくれるなよ、脱出ゲームかよ、と思った。

「55%」の箱

箱の位置は演出の影響か、違った気がするけれど、
文字は同じ。何が55%なのか。

時計針作品の下の「Dont touch さわらないで!」というテープ

書き癖のようなものは違ったかもしれない。内容は同じだった。

単管の上で寝ている人

はじめは気づかなかったのだが、人が話しているのを聞いて気づいた。

この下のやつを動かしたらこの人は飛び起きたりするんやろか。
この展覧会の中で寝るバイトはいくらなの?
てか作家メンバーだったりするの?
学芸員さんなの?
もう何もかもわからないよ。

服や体勢は同じでした。

ゴミ箱の中身

青いビニールの箱の中身。内容物は同じ、配置も近かった。

丸い絵画の下のペンキ缶の跡。

これ再現してたらすごいな、と思ったのだけど、これはペンキ缶の跡の数が違った。

丸い絵画

これは確信が持てないけど、
「ドローイングなので再現は難しいのでは?」と思ってみると違った。ような、気がする。

白いビニールで覆われた像

私が来た時は、変化の演出の時だったのか、像の配置は大きく違っていた。
しかし、演出が終わったのか、見比べているうちにまったく同じになった。
ていうか、はじめに観た時とどこが変わってるんだっけ、、、?

確実に大きな像はなかった。
でも他はよく覚えていない。

それは何か意味を持つのか…?

同じタイミングで入ったカップルも、同じことを話していた。

そういえば、はじめこの2つが同じと気づいたあと、さっき見た人と同じような人を見かけ、
「これも作品か!?」と思ったけどなんのことはない、
同じタイミングで入った人たちが7階や8階で再会しているだけである。

その後、7階と8階を何度か行き来して。

私は今自分が何階にいるかわからず、8階で上を押したり、
7階に行きたいと思いつつエレベーターに乗ったら7階でそのまま1階に下りる、などをした。

ドジだわ、と考えていたが、7階と8階を同じにするために、階のサインを隠しているのである。
エレベーターに乗ってようやく、今自分が何階か自信が持てるのだ。

今思えば、はじめ乗り込んだ男性もフワフワしていたように見えたが、
何階か自信なかったのかもしれない。

そして、このこともカップルが同じことを言っていて、勝手に共感したのだった。

この感じだと、準備している時も
「自分は7階を修正にきたのか?8階か?」という間違いが起きそうだ。

そして、これを実現させるためには、間取りが同じフロアを持つ美術館でやる必要がある。

そのために千葉市美術館が選ばれたのか、と、またミステリめいた感慨を抱く。
「このトリックのために、犯人は被害者をここに連れてくる必要があった、、、!」

とにかく、類を見ない体験だった。
意味もなく繰り返される、悪夢の中にいるようだった。

ああ楽しかった。
これからも美術には積極的に触れて行きたい。

そういえば、帰ってくるときに思い出したのだが、私は千葉はあまり来ないのだが
「私、ここ来たことある、、、!多分」
とわりと本展のような感覚に捕らわれたのだ。

なぜかというと、前に千葉の友人を訪ねたからで、
でもそれももうだいぶ前のことなので忘れていたのだ。

確実に知ってる…でもなんで来たんだっけ?を考えながら美術館へ行った。

私はこの街を見たことがあるのだろうか。知っているのだろうか。
覚えていないのに?
デジャブのような感覚。

ただ、私はこれを見たことがある、知っているという「確信」。
説明できない確信をなでるような感覚。
それの可視化をしているような展示だった。










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