ジョーダン・ピール「Us(アス)」感想 ※ネタバレあり

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ハウスジャックビルト、Usの二本立てで観に行ったので、
ハウスジャックビルとの疲れが癒えないまま観に行きました。

「心臓の弱い方は見ないでください」ってあるけど
あれは「ビビりは気つけろや」ってことなんですね。
私はビビり。
もう本当心臓が疲れたし、自分で自分を抱きしめてたし、
映画館も何度か出ようかと思った…。

何か年を取ればとるほど、
嫌いなもの、苦手なもの、怖いものが増えていく気がする。
自分の嫌なものや不利な状況を忌避できるから、
サバイバル能力が上がっているともいえるけど。

ハウス・ジャック・ビルトの後に観たので
「ええ~~これも怖いやつなの」とビビりまくってたし、
横に人がいなかったら映画館から出ていたかもしれない。
(心強いという意味ではなく、出ていくのに邪魔だし、邪魔なので。)

影の家族4人が並んでいるシーンは新しいホラーアイコンだな、と思った。

ただ、コンセプトである「同じ顔の人が襲う」って怖さはあんまり感じなかったな、と思った。

黒人の人の顔の差異がわかりづらいのと、表情が違いすぎるので…。

ただ、序盤の女の子を後ろから見ているシーンは怖い。

序盤といえば、ポップなファッションの黒人の女の子、
レトロ感あるネオンの遊園地、不穏な空…と、
ビジュアルが最高だった。

アクリルボックスに閉じ込めておきたいような美しさだったし、
新しさを感じた。ヴェィパーウェーブ感も見出してるのかもしれない。

あと全編通して、黒人女性の美しさと強いかっこよさが感じられてよかった。

主人公の幼少期が私は特にツボでかわいい!!ってなってたけど、
主人公の今も顔が好みだし、娘もかわいくて美しい。アップヘアが似合う。
影の女の子の不敵な笑みも良い。

お父さんのシーンはもう安心しかなかった。
白人家族のお父さん、ジョシュアの陰を見た時に、
「これ役者さんも『常人/狂人』演じられて楽しいやろな」
って少し落ち着けた。

あんなホラーだとギャグで落ち着かせてほしくなる。

私は「ゲットアウト」のことも知ってたので、
これも精神的怖さかと思ったけど、別荘が停電して狂人が殺そうとしてくるって
普通にパニックホラーじゃねえか と裏切られた感満載であった。
(面白かったからいいんだけど)

ただパルクールの練習後に行ったので、
白人家族の側転を見て「あんまりきれいじゃないな」とか
上から目線で見ることも出来た。

あと細かいとこだと、鍵が置き鍵を使うとこ良かったな。
置き鍵って大抵あるし、

私は親子愛の描写が好きなんだけど、
主人公が娘の影、息子の影を愛しく思ってしまうシーンも美しくて良かった。

多分親というか大人ならば子どもを保護する義務がある、
と大体の大人は思っていると思うので、
息子の影とかは特に「不憫な育て方をされている子ども」として
同情してしまう。

でも、影の娘が死んでしまう?シーンの方が、
主人公がとどめをさせず、触れることも出来ず、
でも娘を見る目は哀れがあって、哀しい美しさがあった。

息子のシーンもとても印象的でいいんだけど、
「なんで操れるの?」と思ってしまったとこもあり…。

地下の人たちもそうなんだけど、少し影と本体の因果関係がわからない。

影は「帝王切開を私は一人でやった!」といっていたけど、
ジェットコースターで揺られるの再現する人がいたので、
「主人公の医師とか看護師の魂の役割の人はどうしてたの…?」と
少し疑問になってしまった。

まあジェットコースターの人もままごとのような感じだったので、
知性や道具がアナログだったのかな、それにしては
わりと秩序が残っていた気もする。

まあ襲われない程度の秩序があっても、
助けのない中で出産するのは嫌だけど、
そのあたりの論理は弱いなと思った。

こういう説明を求めるのはダサいかもしれんけど、
ここをすっ飛ばして評価してくれ、といわれると
「B級映画」のカテゴリに私は入ってしまう気がするんだよね…。

ビジュアルは美しいし、音楽もとても良かったし、
パニックホラーとしてとても怖かったけど、
結局エンタメ映画として良かった、という感想かもしれない。

あんまり「同じ顔が襲ってくるの怖い!」と
私が思えなかったのが残念だったな、と。

でももう少し解釈とか読んでみたい。
また読んで思うことがあったら追記する。










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